このたび、当館所蔵の甲冑が岡山県指定重要文化財に指定される予定となりました。

「黒漆塗黒糸威菱綴桶側二枚胴具足」は関ケ原の合戦などを経て池田家を大大名へ躍進させた池田輝政の所用と伝わる甲冑です。しかしながら作域を鑑みると輝政の孫の池田光政が製作に関与したと考えられ、先祖顕彰の中で仕立てられたものと思われます。

昨年、本甲冑を修繕し、現在開催中（3月23日まで）の開館60周年記念展「お殿様のしるし」にて公開しています。